01 auひかり / FAQ
auひかりのIPv6デュアルスタックの仕組み|v6プラスとの違いと設定
先に要点
このページの結論
auひかりのIPv4/IPv6デュアルスタックの仕組みと設定方法を解説。標準提供で申込不要・追加料金なしとなる理由や、他社のv6プラスとの機能的な違い、ホームゲートウェイの仕様と疎通確認手順が詳しく分かります。
料金・提供エリア・特典の適用条件は変わるため、記事下部の公式情報と申込み条件も確認してください。
auひかりのIPv6デュアルスタック:結論
auひかりは、IPv4とIPv6を同時に使えるIPv4/IPv6デュアルスタックで提供されます。公式案内ではIPv6の月額利用料と申込みは不要とされていますが、実際の速度は宅内機器・接続先・混雑状況で変わります。
- IPv6の申込み・追加料金は不要:auひかり公式案内では、対象コースのIPv6利用料は無料、申込みと機器設定も不要とされています。
- v6プラスと同等の混雑回避機能:NTT系光コラボの「v6プラス(MAP-E方式)」等と同様に、旧来のPPPoE網終端装置のような混雑ポイントを通らずに通信できるため、夜間や休日でも速度低下が起きにくい構造です。
- 提供されるホームゲートウェイを繋ぐだけで自動設定:KDDIから送付されるホームゲートウェイ(HGW)をONUに接続するだけで、PPPoE認証IDやパスワードの入力なしに即座にデュアルスタック通信が開通します。
以下では、デュアルスタックの技術的仕組み、他社光コラボ(v6プラス)との比較、ルーターの選び方、開通確認手順について詳しく解説します。全体像を把握したい方はauひかりの特徴まとめも併せて参照してください。
auひかりのIPv6デュアルスタックの仕組みとは
auひかりの「IPv4/IPv6デュアルスタック」とは、次世代のインターネットプロトコルであるIPv6と、従来の通信規格であるIPv4の両方を、利用者の通信環境やアクセス先に応じて並行して同時に処理するネットワーク技術です。
デュアルスタック(Dual Stack)という名称の通り、2つの通信規格を端末やルーター内で共存させています。利用者がアクセスするWebサイトやクラウドサービスがどちらのプロトコルで構築されていても、ホームゲートウェイが自動的に最適な経路を選択して接続を確立します。
旧来のIPv4専用ネットワーク(PPPoE接続方式)で深刻化していたプロバイダ設備(網終端装置)のトラフィック集中を回避できるため、高画質動画の視聴や大容量データのダウンロード、オンラインゲームの応答速度(Ping値)の安定化に寄与します。
auひかり(デュアルスタック)と他社光コラボ(v6プラス)の比較表
auひかりのIPv6デュアルスタックと、NTT系光コラボレーション事業者で広く採用されている「v6プラス(IPv4 over IPv6 / MAP-E)」の仕様比較は以下の通りです。
| 比較項目 | auひかり(デュアルスタック) | 光コラボ(v6プラス / IPoE) |
|---|---|---|
| 通信インフラ基盤 | KDDI独自回線網(ダークファイバー利用) | NTTフレッツ光網(NGN網) |
| IPv6接続方式 | IPv4/IPv6デュアルスタック(標準提供) | IPoE + IPv4 over IPv6(MAP-E/DS-Lite等) |
| 利用申込みの要否 | 申込不要(契約時に自動適用) | プロバイダにより申込が必要な場合あり |
| 追加月額費用 | 無料(標準装備) | 原則無料(プロバイダによる) |
| 必須・提供ルーター | KDDI提供ホームゲートウェイ(標準付属) | 市販IPoE対応ルーターまたは有料レンタル |
| ポート開放・特定通信制限 | IPv4グローバルIPが個別に割り当てられるため制限が少ない | ポート番号が共有されるため一部ゲーム等で制限あり |
auひかりで市販ルーターを用意する必要性はあるか?
auひかりを契約すると、KDDIから標準でIPv4/IPv6デュアルスタック対応の「ホームゲートウェイ(HGW)」がレンタル提供されます。そのため、市販のIPoE対応ルーターを新しく購入しなくても、有線LANおよび光電話環境は完全に機能します。
利用者のニーズに応じた機器の選定基準は以下の通りです。
| 利用者の希望・環境 | おすすめの機器構成 |
|---|---|
| パソコンを有線LANケーブルのみで接続する | KDDI提供ホームゲートウェイ単体で十分 |
| スマホ等をWi-Fi接続し、au/UQセット割を適用中 | ホームゲートウェイの内蔵無線LAN機能を利用(セット割適用で永年無料) |
| 最新規格のWi-Fi 7/Wi-Fi 6EやメッシュWi-Fiを宅内に張り巡らせたい | ホームゲートウェイに市販の高機能ルーターを「ブリッジモード(APモード)」で接続 |
市販ルーターを増設する場合は、ルーター側のルーター機能をオフ(ブリッジモード/APモード)にし、ホームゲートウェイと二重ルーター状態にならないよう設定するのが安定した通信を維持するポイントです。
ホームゲートウェイの接続とIPv6設定の5ステップ
auひかりの開通工事完了後、宅内機器の物理接続を行う手順は以下の通りです。無派遣工事の条件等はauひかりの無派遣工事手順をご確認ください。
- 光コンセントとONUの接続:壁面の光コンセントと光回線終端装置(ONU)を光ファイバーケーブルで接続します。
- ONUとホームゲートウェイの接続:ONUのLANポートと、KDDIホームゲートウェイの「WAN」ポートをLANケーブルで繋ぎます。
- ONUの電源投入:ONUのACアダプタをコンセントに差し、ランプが正常に点灯するまで1〜2分待機します。
- ホームゲートウェイの電源投入:ホームゲートウェイの電源を入れます。自動的にKDDIネットワークとの通信確立が開始されます。
- 端末の接続:パソコンを有線LANポートに繋ぐか、スマホでホームゲートウェイ背面に記載のSSID・パスワードを入力してWi-Fi接続します。
PPPoEのような接続先IDやパスワードの設定入力は一切不要であり、数分待つだけでIPv4/IPv6デュアルスタックでの通信が利用可能になります。
IPv6通信が開通しているか確認する判定手順
端末が正常にauひかりのIPv6デュアルスタックで通信できているかを確認するには、KDDI公式または公的な判定サイトを利用します。
- auひかりのWi-Fiまたは有線LANに接続した状態でWebブラウザを開きます。
- KDDI公式の「IPv6接続確認ページ」または「test-ipv6.com」等の判定サイトにアクセスします。
- 判定結果画面で「IPv6アドレス」と「IPv4アドレス」の双方が正常に検出・表示されているかを確認します。
- 「IPv6によるアクセスが確認できました」と表示されれば、デュアルスタックが正しく稼働しています。
接続先がIPv4専用サービスの場合の動作仕様
閲覧しようとするWebサイトやオンラインゲームのサーバーがIPv4にしか対応していない場合でも、auひかりの利用者が特別な切り替え操作を行う必要はありません。
ホームゲートウェイがアクセス先サーバーの対応プロトコルを自動判別し、IPv6対応サイト(YouTube、Google、Netflix等)にはIPv6の高速経路でアクセスし、IPv4専用サイトにはIPv4の経路で並行して通信を行います。規格の違いを意識することなく、あらゆるWebサービスをシームレスに利用できます。
契約前に確認しておくべき提供条件と注意点
auひかりは通信品質の評価が高い独自回線ですが、導入にあたっては建物の設備や提供エリアの確認が必要です。関西や東海地方の戸建て住宅など一部地域では提供エリア外となるケースがあります(詳細はauひかり提供エリアと関西・東海で使えない理由参照)。
また、将来の引っ越しや解約時のルールについてはauひかりの引っ越し手続きやauひかり解約金の仕組みを事前に確認しておくと安心です。
まとめ
auひかりのIPv4/IPv6デュアルスタックは、対象コースでIPv6を追加申込みなしで利用できる仕組みです。ただし、対応状況の確認や機器の再起動が必要になるケースもあるため、接続できない場合は公式の設定案内を確認してください。
標準提供されるホームゲートウェイを接続するだけで最適な通信経路が自動確立されるため、初心者から高負荷な通信を行うヘビーユーザーまで快適に利用できます。最新の提供エリアやキャンペーン情報はKDDI公式サイトをご確認ください。
参考情報・出典
よくある質問
- Q. auひかりのIPv6通信を利用するために個別の申し込みは必要ですか?
- A. auひかりのIPv6通信は「IPv4/IPv6デュアルスタック」という標準機能としてすべての契約者に初期適用されるため、個別の申し込み手続きや追加月額料金は不要です。
- Q. auひかりのIPv6デュアルスタックとv6プラスに機能的な違いはありますか?
- A. auひかりのIPv6デュアルスタックは、他社光コラボレーションが提供するv6プラス等と機能的に同等です。どちらもインターネットの混雑箇所を回避して安定したデータ転送を実現する技術です。
- Q. auひかりでIPv6接続をするためにIPoE対応ルーターを自前で購入すべきですか?
- A. auひかりの契約時にKDDIから提供されるホームゲートウェイ(HGW)が標準でIPv4/IPv6デュアルスタックに対応しているため、市販のIPoE対応ルーターを別途購入する必要はありません。
- Q. auひかりのIPv6設定方法を教えてください。
- A. auひかりのIPv6設定は完全自動化されています。KDDIから届くONUとホームゲートウェイをLANケーブルで接続して電源を入れるだけで、自動的にIPv6およびIPv4の通信設定が完了します。
- Q. 閲覧したいウェブサイトがIPv4にしか対応していない場合はどうなりますか?
- A. 閲覧先のサイトがIPv4にしか対応していない場合でも、auひかりのホームゲートウェイが自動的に規格を判別してIPv4の経路で通信を行うため、利用者が手動で設定を変更する必要はありません。
- Q. auひかりの通信速度はIPv6デュアルスタックによって必ず向上しますか?
- A. IPv6デュアルスタックはネットワーク経路の混雑を回避して通信を安定化させる技術であり、規格上の最大理論値を引き上げるものではないため、常に速度向上を保証するものではありません。
参照した公式情報
以下の公開情報を確認して記事を編集しています。料金・条件は変更されるため、申込み前にリンク先でも確認してください。
※本記事に記載の料金プラン・解約金・キャンペーン内容等は記事作成時点の公開情報です。 最新情報は、必ず各社公式サイトでご確認ください。