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auひかりの高速通信に必要な機器|1ギガ・10ギガのルーターとLAN確認

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先に要点

このページの結論

auひかりで1ギガや10ギガの通信性能を引き出すには、回線タイプやKDDI設備の提供状況を確認したうえで、ホームゲートウェイ、市販ルーター、LANケーブル、端末の規格が上限になっていないか各段階で切り分ける確認が有効です。

料金・提供エリア・特典の適用条件は変わるため、記事下部の公式情報と申込み条件も確認してください。

auひかりの通信性能を活かすには、提供タイプや設備の仕様を確認し、ホームゲートウェイからルーター、LANケーブル、端末に至る経路で規格の上限(ボトルネック)を順に切り分ける確認が重要です。

auひかりの提供タイプと宅内機器の構成を把握する

auひかりを利用する際、期待通りの通信速度が得られるかどうかは、建物の配線構造とKDDIから提供される専用機器の構成に大きく左右されます。契約プランの最大速度が1Gbpsや10Gbpsと表記されていても、宅内に至る通信設備や変換機器の規格が上限を定めている場合があるためです。総合的なサービス概要や提供状況は、auひかり公式サイトにて事前に確認してください。当サイト全体の解説については回線ハブで整理しています。

宅内配線の全体像を把握するためには、住居の形態や導入設備に応じた条件分岐を理解しておく必要があります。戸建て住宅か集合住宅かによって、設置される機器の役割が異なります。

  • 戸建て住宅(ホームタイプ):電柱の光ファイバーから光コンセントを経由し、ONU(光回線終端装置)とホームゲートウェイが直接接続されます。光配線方式が直接室内に引き込まれるため、1ギガ、5ギガ、10ギガといった広帯域プランの性能を活かしやすい構造です。
  • 集合住宅(マンション・光配線方式):共用部のスプリッターから各戸の光コンセントまで光ファイバーが配線され、室内でONUとホームゲートウェイを接続します。ギガ対応プランが適用可能な物件では高速通信が期待できます。工事の手続きや配線構造の詳細は関連記事でも解説しています。
  • 集合住宅(マンション・VDSL方式/メタル配線):共用部までは光ファイバーですが、棟内の各部屋へは既存の電話回線(メタル線)を利用して信号を伝送します。VDSLモデムを介してホームゲートウェイに接続するため、配線仕様上の上限速度はおおむね100Mbps程度に制限されます。
  • 集合住宅(マンション・タイプE/棟内LAN配線):共用部から各室にLANケーブル(イーサネット)で配線されているタイプです。宅内にはONUではなく専用の宅内端末が配置されます。棟内設備の仕様により上限が100Mbpsまたは1Gbpsに規定されます。

このように、契約プランだけでなく建物内の配線方式が物理的な上限を規定しているケースがあります。高速化の検討を始める前に、ご自身の利用環境がどの方式に該当するのか、KDDIのマイページや契約書類で確認することが第一歩となります。

1ギガ・10ギガ通信における機器ボトルネックの切り分け手順

1ギガプランや10ギガプランを契約しているにもかかわらず十分な速度が出ない場合は、通信経路のどこか1か所が低い規格にとどまり、全体のボトルネックになっている可能性があります。以下の手順に従って、上流の設備から下流の端末まで順番に規格を切り分けて確認してください。

  1. 契約プランと開通状態の確認:現在契約中のプランが「ホーム1ギガ」「ホーム5ギガ」「ホーム10ギガ」またはマンションの各タイプであるかを確認します。
  2. ホームゲートウェイ(HGW)のポート仕様確認:KDDIからレンタル提供されているホームゲートウェイ背面にあるLANポートのリンク速度を確認します。10ギガ対応機器の場合、10Gbps対応ポートと1Gbps対応ポートが分かれていることがあります。
  3. 中継機器(ハブ・追加ルーター)の確認:ホームゲートウェイとパソコンの間にスイッチングハブや市販ルーターを挟んでいる場合、その機器のポート規格が1000BASE-T(最大1Gbps)や100BASE-TX(最大100Mbps)にとどまっていないか確認します。
  4. LANケーブルのカテゴリ規格確認:配線に使用しているすべてのLANケーブルの表面に印刷されている印字(CAT.5、CAT.5e、CAT.6、CAT.6Aなど)を確認します。
  5. 端末側インターフェースの確認:パソコンの有線LANポート、USB LAN変換アダプター、Wi-Fi子機が、目的の通信速度規格に対応しているかを確認します。

各機器および配線部材の規格と対応状況の目安は以下の通りです。

機器・部材区分 規格名称 規格上の最大速度 1ギガプラン適性 10ギガプラン適性
LANケーブル CAT.5(カテゴリ5) 100Mbps 非推奨(ボトルネック) 非対応
CAT.5e / CAT.6 1Gbps 適合 非推奨(1Gbps制限)
CAT.6A(カテゴリ6A) 10Gbps 適合 推奨規格
有線LANポート 1000BASE-T 1Gbps 適合 非推奨(上限1Gbps)
10GBASE-T 10Gbps 適合 推奨規格
Wi-Fi規格 Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac) 約3.5Gbps(理論値) 実用上適合 性能上限に到達
Wi-Fi 6 / 6E / 7 約9.6Gbps〜46Gbps 適合 推奨規格

有線接続では、経路上の機器のうちもっとも低い規格に全体の速度が同期します。例えば、10ギガプランを契約してホームゲートウェイが10Gbps対応であっても、途中に古い100Mbps上限のハブやCAT.5ケーブルが介在していると、端末には100Mbps前後の速度しか届きません。

ホームゲートウェイの役割とauスマートバリュー関連の注意点

auひかりでは、KDDIから提供されるホームゲートウェイがネットワークの中心として動作します。一般的な光コラボレーション回線とは異なり、市販のルーター単体で回線認証を行ってインターネットに接続することはできません。KDDIのネットワーク認証はホームゲートウェイ内部の情報を用いて行われるため、この機器の設置は利用上の要件となっています。

ホームゲートウェイにはルーター機能、光電話の通話制御機能、無線LAN親機機能が集約されています。代表的な機種としては、1ギガ向けのBL900HWやBL1000HW、10ギガ・5ギガ向けのBL3000HMなどが存在します。利用者は機種を任意に選択することはできず、契約プランや時期によってKDDIから指定の機器が送付されます。

auのスマートフォンとセットで通信料金の割引を受ける「auスマートバリュー」を利用している場合は、付随する条件の確認が必要です。割引の適用条件として「ネット+電話」の契約が規定されています。この光電話オプションを契約していると、ホームゲートウェイの内蔵無線LAN機能にかかる月額費用が割引または無料になる特典が連動することがあります。オプション料金や割引適用の細かな適用条件については、時期によって改定される場合があるため、auひかり 料金案内をご確認ください。

もし光電話を契約せずにauひかりを利用する場合、ホームゲートウェイの内蔵無線LAN機能を有効化すると所定の月額費用が発生することがあります。この費用負担を抑えるために、ホームゲートウェイの内蔵無線LANは申し込まず、背面の有線LANポートに市販のWi-Fiルーターを接続して無線環境を構築する運用方法も広く用いられています。

10ギガ・5ギガ高速サービスに必要な機器と配線工事の要件

標準的な1ギガを大きく上回る「ホーム10ギガ」「ホーム5ギガ」サービスは、提供エリアが東京・神奈川・埼玉・千葉の一部地域(戸建て住宅向け)に限定されています。利用を希望する場合は、まず提供エリア内であるかどうかの確認が前提条件となります。

開通時には、10ギガ対応の光ファイバーを電柱から引き込み、専用の光コンセントと10G対応ONUを設置する工事が行われます。引き込み工事の作業内容や宅内機器の配置要件については、auひかり 10ギガ・5ギガ工事・機器についてで案内されています。当編集部の検証基準や中立的な情報発信方針については運営方針に記載しています。

10ギガサービスで十分な実効速度を得るためには、宅内側の設備も10ギガ対応規格で統一する必要があります。具体的には以下の機器選定が基準となります。

  • ホームゲートウェイ側の接続ポート:BL3000HMなどの10ギガ対応機器には、10Gbps対応LANポートが1基、1Gbps対応LANポートが複数基搭載されている構成が一般的です。超高速通信を行いたい端末は、10Gbps表記のあるポートに接続します。
  • 宅内LANケーブルの規格:カテゴリ6A(CAT.6A)以上のケーブルを選定します。シールド処理されたCAT.7やCAT.8も市販されていますが、家庭用環境ではアース接地が不十分だとノイズを拾う可能性があるため、通常はUTP仕様のCAT.6Aが推奨されます。
  • パソコンのLANポート(NIC):マザーボードに標準搭載されているLANポートの多くは1Gbps(1000BASE-T)または2.5Gbps(2.5GBASE-T)です。10Gbpsで通信するには、PCI Express接続の10GBASE-T増設カードや、Thunderbolt 3/4接続の10G LANアダプターを用意する必要があります。
  • Wi-Fi機器の世代:無線で高速通信を行う場合、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Wi-Fi 6E、またはWi-Fi 7に対応し、なおかつWAN/LANポートに10Gbpsまたは2.5Gbps以上のポートを備えたルーターおよび端末が必要です。

これらの機器が1点でも欠けている場合、契約プランが10ギガであっても、通信速度はその欠けた機器の上限値に制限されます。

市販ルーターの追加設定とよくある接続トラブルの解決法

ホームゲートウェイの電波が届きにくい部屋がある場合や、最新規格のWi-Fiルーターを追加して通信環境を強化したい場合は、市販のWi-Fiルーターを増設することが可能です。ただし、接続方法や設定を誤るとネットワークトラブルの原因になります。

もっとも注意すべき点は「二重ルーター(二重NAT)」の発生です。auひかりのホームゲートウェイは常にルーターとして稼働しており、この機能を停止させることはできません。そのため、市販ルーターを工場出荷状態のまま「ルーターモード」で接続すると、1つのネットワーク内に2台のルーターが存在することになります。これにより、以下のような不具合が生じることがあります。

  • オンラインゲームでNATタイプが制限され、マルチプレイ接続に失敗する
  • 宅内のネットワーク機器(ネットワークカメラやNAS、スマート家電)同士の通信が遮断される
  • パケットの多重変換による応答遅延(レイテンシの悪化)や速度低下が発生する

この問題を避けるため、市販ルーターを追加する際は、本体背面や底面にある動作モード切替スイッチを「AP(アクセスポイント)モード」または「ブリッジモード」に設定してから接続してください。ルーター機能をホームゲートウェイに一元化し、市販ルーターは無線電波の送受信機としてのみ動作させる構成が基本となります。

また、有線接続時に通信速度が「100Mbps」や「1Gbps」で頭打ちになる場合は、以下の項目を確認してください。

  • パソコンのネットワークアダプター設定で、リンク速度(リンクスピード)が「100/100 (Mbps)」や「1000/1000 (Mbps)」になっていないか確認する。ケーブルの芯線不良や接触不良があると、自動認識で100Mbpsにフォールバックすることがあります。
  • 途中に壁内配線や情報コンセントを経由している場合、壁内を通るケーブルが古いCAT.5規格のままでないか確認する。
  • USB接続の有線LANアダプターを使用している場合、接続先のUSB端子がUSB 2.0(規格上限480Mbps、実効速度はおおむね200〜300Mbps程度)になっていないか、USB 3.0以上のポートに接続されているか確認する。

回線設備の状況、宅内機器の仕様、配線ケーブルの規格を1段階ずつ検証し、障害となっている箇所を特定することで、auひかりの通信性能を適切に引き出す環境が整います。

よくある質問

Q. auひかりで速度が出ない場合、最初に確認すべき機器はどれですか?
A. 契約している提供プランとKDDIから提供されるホームゲートウェイの型番を確認し、その先に接続しているLANケーブルや追加ルーターの対応規格を順に確認してください。
Q. 10ギガプランで高速通信を行うために必要な機器の規格は何ですか?
A. 10GBASE-T対応ポートを備えた機器、カテゴリ6A以上のLANケーブル、および端末側の10Gbps対応有線LANポートまたはWi-Fi 6/6E/7対応規格が必要です。
Q. auスマートバリューの適用条件とWi-Fi機器の関係はどうなっていますか?
A. auスマートバリューの適用には光電話の契約が条件となっており、ホームゲートウェイの内蔵無線LAN機能の割引・無料特典の適用条件と連動する場合があります。
Q. 市販ルーターを増設する場合、二重ルーターを避ける設定方法はありますか?
A. auひかりではホームゲートウェイがルーター機能を担うため、市販ルーターはアクセスポイント(ブリッジ)モードに切り替えて接続します。
Q. 配線環境で通信速度が100Mbpsや1Gbpsで頭打ちになる主な原因は何ですか?
A. 古いカテゴリ5のLANケーブルや100BASE-TX・1000BASE-T上限のハブ・変換アダプター、端末側のLANポート規格がボトルネックになっていることが主な原因です。

参照した公式情報

以下の公開情報を確認して記事を編集しています。料金・条件は変更されるため、申込み前にリンク先でも確認してください。

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